アイペット損害保険とは?補償内容・保険料・口コミを徹底解説

私は柴犬の椎間板ヘルニア手術で30万円超を一度に払った経験があります。あのときの肝の冷え方は今も忘れません。だからこそ、補償される範囲と「されないケース」の両方を正直に書きます。
この記事で分かるのは、補償内容と免責、犬種・猫種・年齢別のおおまかな保険料、他社との違い、加入の始め方、請求の流れまで。加入前に確認しておきたいことを一通りまとめました。
アイペット損害保険とは?特徴をやさしく解説

運営しているのは第一アイペット損害保険株式会社。2004年5月11日設立で、本社は東京都江東区豊洲です。資本金は4,619百万円(2025年3月31日現在)。
扱う主力商品は「うちの子」と「うちの子ライト」の2つ。前者は通院・入院・手術を幅広く、後者は手術中心に絞った設計です。まずは会社の信頼性と特徴から見ていきます。
保有契約件数100万件を突破した実績
ペット保険を選ぶとき、契約件数の多さは一つの安心材料になります。多くの飼い主が選び続けているということは、請求や継続の仕組みが回っている証拠でもあるからです。
従業員数は採用情報ページで639名(2026年4月現在)。会社としての規模感も、加入後のサポートを考えるうえで判断材料になります。
全国すべての動物病院に対応
アイペットは全国の動物病院で利用できます。旅行先で急にケガをした、引っ越し先のかかりつけが変わった、そんな場面でも補償の対象になる安心感は大きいです。
ただし後述する「窓口精算」が使えるのは対応病院に限られます。ここは混同しやすいので、後でしっかり整理します。
高齢期も保険料が定額で続けやすい理由
ペット保険でいちばん怖いのは、年を取るほど保険料が上がって続けられなくなること。アイペットはここに対策があります。
公式の料金ページによると、犬は12歳以降、猫は9歳以降で保険料が一律になります。さらに前年度の保険利用状況による保険料の割増もありません。
猫は9歳から保険料が定額(公式キャンペーンページの案内より)。
補償内容と補償されないケースを詳しく確認
ここが一番大事なところです。保険は「入っていれば全部出る」わけではありません。上限額・回数・免責を理解しないと、いざというとき思ったより戻らない。

「うちの子」の補償割合は公式サイト上で70%・50%・30%が案内されています。割合ごとに限度額が変わるので、表で並べて確認します。
通院・入院・手術それぞれの補償範囲
「うちの子」は通院・入院・手術をまとめて補償するプランです。それぞれに1日あたり・1回あたりの上限と、年間の利用回数の制限があります。
| 項目 | 30%プラン | 50%プラン | 70%プラン |
|---|---|---|---|
| 年間補償限度額 | 47.6万円 | 72.8万円 | 122.4万円 |
| 通院 1日上限 | 9,000円 | 12,000円 | 30,000円 |
| 通院 年間日数 | 22日まで | 22日まで | 22日まで |
| 手術 1回上限 | 40,000円 | 100,000円 | 150,000円 |
| 手術 年間回数 | 2回まで | 2回まで | 2回まで |
通院の上限が「1日いくら・年22日まで」という点は見落としがちです。慢性疾患で通院が長引くと、ここの日数上限が効いてくることがあります。
手術費用を最大90%補償するプラン
「最大90%補償」は「うちの子ライト」の話です。通院補償はなく、手術と、それに伴う入院に絞って手厚くカバーします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補償割合 | 90% |
| 通院補償 | なし |
| 入院 | 手術を含む連続した入院(手術1回あたり10日まで) |
| 手術 | 1回あたり最大50万円まで(年間2回まで) |
| 年間補償限度額 | 100万円 |
| 保険期間 | 1年間(2年目以降は自動継続) |
正直に言うと、私のヘルニア手術のような「一発で大きい」出費に備えるなら、ライトの90%は心強い。逆に、日々の通院が多い子には向きません。ここは割り切りです。
免責金額・待機期間・補償対象外のケース
見落としやすいのが補償の対象外。一般に歯科治療などは対象外になりやすいのですが、アイペットの公式キャンペーンページでは、歯科治療(歯周病)など対象外になりやすい傷病も補償対象と案内されています。
さらに、補償開始後に獣医師の診断で初めて発見された先天性異常・傷病も補償対象とされている点は評価できます。生まれつきの体質が後から見つかるケースは少なくないからです。
一方で、加入前から分かっている病気(既往症)は基本的に対象外。待機期間や告知の扱いは申し込み時に必ず確認してください。
補償割合(50%/70%/90%)の選び方
割合が高いほど自己負担は減りますが、その分保険料は上がります。私の考えはこうです。通院も含めバランス重視なら「うちの子」の70%、手術の大出費だけ怖いなら「うちの子ライト」の90%。
30%プランは保険料を抑えたい人向けですが、限度額47.6万円と上限も低め。安さだけで選ぶと、いざというとき物足りなさが出ることがあります。
保険料はいくら?費用と生涯コストの試算
「結局いくら?」が一番気になるところ。ただ、保険料は犬種・猫種・年齢で細かく変わるため、ここでは公式で確認できる仕組みと、考え方の軸を示します。

重要なのは、犬は12歳以降・猫は9歳以降で保険料が一律になるという点。長く飼うほど、この「高齢期の定額」が効いてきます。
犬種・猫種・年齢別の保険料の目安
具体的な月額は、犬種・猫種・年齢・補償割合の組み合わせで決まります。正確な金額は公式の見積もりで出すのが確実です。ここで架空の数字を並べる気はありません。
傾向として、小型犬より大型犬、若い子より高齢の子の方が保険料は上がります。猫は犬より安めになる傾向。加入のタイミングは早いほど月額を抑えやすいです。
ペットの平均治療費から見る必要性
保険の要・不要を測るには、治療費の現実を知るのが早い。私自身、柴犬の椎間板ヘルニア手術で30万円超を一度に払いました。これは決して特別な金額ではありません。
手術が必要な病気・ケガは、骨折、腫瘍、誤飲による開腹など、数十万円規模になることがあります。「うちの子ライト」の手術1回最大50万円という設計は、こうした現実を見据えたものです。
年間保険料と生涯コストの費用対効果
生涯コストで考えると、保険料の総額は決して安くありません。でも一度の大手術でその差が一気に縮まることもある。これは「お守り」と「投資」の中間のような買い物です。
私の試算の感覚では、年1回も病院に行かない健康な子なら払い損になる年もあります。逆に、慢性疾患や一度の手術が起きた年は、明確に元が取れる。読めないからこそ備える、という性質です。
自分に合うプランの選び方と向いている人

プランは2つ。通院も含めて広く守りたいか、大きな手術だけ手厚くしたいか。ここで方向性が分かれます。年齢制限の条件も含めて整理します。
通院ありプランが向いている飼い主
「うちの子」は通院・入院・手術を全部カバー。皮膚や耳のトラブルで通院が多い犬種、シニアでこまめに病院へ行く子に向いています。
日常の小さな出費を減らしたい人、家計の予測を安定させたい人はこちら。30%・50%・70%から、保険料と限度額のバランスで選びます。
手術のみプランが向いている飼い主
「うちの子ライト」は通院補償なし、手術中心で90%補償。普段は健康だけど、万一の大手術だけは怖い、という人に合います。
保険料を抑えつつ、いざというときの大出費に備えたい。私のヘルニア経験から言うと、この割り切り方は理にかなっています。
年齢制限なしで加入できる条件
新規加入には年齢の上限があります。「うちの子」は犬が12歳11か月まで、猫が9歳11か月まで。ここを過ぎると新規では入れません。
つまり「年齢制限なしで生涯安心」なのは、加入後の継続のこと。一度入れば、継続条件なしで自動継続されていきます。入口の年齢は早めに押さえておくのが得策です。
加入の始め方と告知・更新・解約の注意点
始め方はシンプルですが、告知でつまずくと後でトラブルになります。ここは丁寧に。保険期間は1年で、2年目以降は自動継続です。

申し込みから加入までの流れ
おおまかな流れは、見積もり→プラン選択→告知→申し込み→補償開始。公式案内では、第1回保険料は補償開始月の翌月から、という支払いの段取りになっています。
申し込み自体はネットで完結できます。迷うのは金額より「どのプランか」。先に補償割合を決めてから見積もると早いです。
告知義務と既往症・加入できないケース
告知義務は最重要ポイント。加入前にかかっていた病気を正しく伝えないと、いざというとき支払い対象外になったり、契約解除になることがあります。
既往症は基本的に補償の対象外です。今かかっている持病があるなら、その病気は守られないと考えておく。ここを甘く見ると、後悔が一番大きい部分です。
更新・乗り換え・解約時の注意点
乗り換えで気をつけたいのは、他社へ移った時点で「今ある病気が既往症扱い」になること。健康なうちに動かないと、乗り換え先で肝心の病気が対象外になります。
アイペットは前年度の利用状況による保険料割増がないので、たくさん使った年があっても割高になりません。これは継続のしやすさにつながる地味に大きい利点です。
保険金請求の方法と付帯サービス
請求が面倒で結局使わなかった、では本末転倒。アイペットの強みは、対応病院での「窓口精算」です。

窓口精算で請求が漏れない仕組み
窓口精算とは、病院の会計時に保険証を出すと、自己負担分だけを支払えば済む仕組み。後から書類を集めて請求する手間がありません。
請求忘れがゼロになるのが一番の価値。私のように書類提出を後回しにしがちな人ほど、この仕組みの恩恵が大きいです。ただし利用できるのは対応病院に限られます。
請求から支払いまでの流れ
対応病院なら窓口精算で完了。対応していない病院では、診療明細書と請求書類を提出して、後日保険金が振り込まれる流れになります。
明細書は必ず受け取って保管しておくこと。後日請求の場合、これがないと手続きが進みません。
獣医師相談ダイヤルなどの付帯サービス
保険料に見合う価値を考えるとき、補償以外のサービスも見ておきたいところ。獣医師に相談できる窓口があると、「これは病院に行くべき?」という夜中の不安に答えてくれます。
付帯サービスの詳細は申し込み時の案内で確認を。使えるサービスを知らずに放置するのは、もったいないです。
口コミ・評判と他社ペット保険との比較

良いことだけ並べる記事は信用しません。ここでは正直に、評価が分かれる点も書きます。比較は冷静に。
良い口コミと正直なデメリット・悪い評判
評価が高いのは、やはり窓口精算の手軽さと、対象外になりやすい歯周病まで補償対象とする点。請求の手間が少ないという声は、仕組みから見ても納得できます。
一方で正直なデメリット。「うちの子」の通院は年22日・1日上限ありで、長期の慢性疾患では上限に届くことがあります。30%プランは限度額47.6万円と低め。安さで選ぶと物足りなさが出る、ここは率直に伝えておきます。
アニコム・PS保険など他社との比較
他社と並べると、アイペットの個性は「窓口精算が使える」「高齢期の保険料が定額」「歯周病も対象」の3点に集約されます。下に客観的に整理します。
| 項目 | アイペット(うちの子/ライト) |
|---|---|
| 窓口精算 | 対応病院で利用可 |
| 最大補償割合 | 90%(うちの子ライト) |
| 高齢期の保険料 | 犬12歳・猫9歳以降は定額 |
| 利用による割増 | 前年度の利用による割増なし |
| 歯科(歯周病) | 補償対象と案内 |
| 新規加入上限 | 犬12歳11か月/猫9歳11か月(うちの子) |
他社の細かい数値はこの記事で確認できた範囲外なので、あえて書きません。比較するなら、各社の公式見積もりを同じ条件で並べるのが確実です。
実際の支払事例から見る使い勝手
使い勝手は「大きな手術が起きたとき」に試されます。手術1回最大50万円(うちの子ライト)なら、私が払ったような30万円台の手術は十分に射程内。
逆に通院中心の慢性疾患では、年間日数や1日上限の壁を感じる場面があります。自分の子に起こりやすいのは「大手術」か「長期通院」か、そこを想像してプランを選ぶといいです。
アイペット損害保険のよくある質問
最後に、申し込み前によく一緒に調べられる疑問へ短く答えます。数値は公式で確認できるものだけを使っています。

よくある質問
私からの率直な一言。迷っているなら、まず公式で自分の子の見積もりを出してみてください。年齢の上限がある以上、考える時間は思ったより限られています。
